地図太郎(教育現場での利用)
地図太郎
(教育現場での利用)
広島原爆の被害状況をGISで視覚化
提供:竹崎嘉彦
(中国書店、広島大学原爆放射線医科学研究所付属国際放射線情報センター非常勤講師)
2006年7月日本国際地図学会とGIS学会中国地方事務局の共催で「身近な地域を調べて、デジタル地図を作ってみよう!-ヒロシマ原爆をGISでマッピング-」と題して、ワークショップが開催されました。ワークショップではGISを用いて街中に埋もれる被爆の痕跡をさがして、「地図太郎」を使用してデジタル地図を作成しました。 小学生、中学生、高校生と大学生でグループをつくり、広島市の中心部市街地でそれぞれ地区に分かれて、被爆建物や被爆のモニュメントの位置を確認することからはじめました。
(1)フィールドワークの説明
出発に先立ち、集合場所である袋町小学校正門で簡単な説明、さらに脇にある「袋町小学校平和資料館」前で、フィールドワークの方法、地図の見方などを説明し、2つのグループに分かれて調査を行なった。
(2)入力作業風景
初めての「地図太郎」でしたが、自分が歩いてきた成果を、地図にしようと一生懸命取り組みました。大人も興味津々。
(3)発表会
200インチのスクリーンに、作製した地図を表示しながら説明しました。スクリーンの大きさも初めてですが、見てきたもの、感じたことについて、文章にするだけでなく映像や位置を示した地図を使ったプレゼンテーションも初体験でした。